漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

標的はあなた!!/『ポケットモンスター みんなの物語』

 下請けの尻ぬぐいに終始した1週間。普段、この時期は比較的ヒマなので「お前たちが潜在的に恐れるROD男根を見やれ~~~ッ!」とか絶叫して顧客にポコチン催眠術をかける等の業務しかないのだが、突発的な問題対応に加えて小銭稼ぎのバイトも入れてしまったのでたいへんでした。一段落はしたので来週からは通常の業務、「この火掻棒を見やれ~~~ッ!」と顧客を掻きまわしつつ雨のサントロペ恋のサントロペ(子供はBボタンを押してね)とかいういつもの仕事に戻れると思います。いじょうです。

 


 

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 それはともかく平成最後の夏も終わるし、ようやくポキモンの映画を観てきました。去年からのポケモン映画は「テレビシリーズとの関連性を持たせない」方向にシフトチェンジしており、つまり初めて映画を観る人でもサトシとピカチュウさえ知ってればなんとか着いていけるくらいになっている。右肩下がりでドバドバ落ち込んでいた興行収入が去年から一気に盛り返しているので、この路線転換はアリだったんでしょう。つーかポケモン映画、「サトシがポケモンマスターになる」という作中最大の目標が決して達成されないことがわかりきっているので、中盤過ぎるまで目的もなにもないゆるふわポケモンライフを見せられることになるのでダルいのが大半。けど、先の路線展開以降は新しい展開を模索しているようで、クレヨンしんちゃん映画が9作目で『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を繰り出してきたように、ポケモン映画も20何作目でスゴいのを出してきてくれるのを期待するのもアリかなと。

 

 今作『みんなの物語』はサトシ(メス顔)の他に5人の新キャラが主人公という群像劇の形をとっています。新機軸には間違いなく、新キャラは一見ポケモンらしくないデザイン。さりげない、あくまでさりげない泣けるシーンもあったりして悪くない。


・全編通していちばん目立ってるのがムサい中年のおじさん
・見た目に反して声が野太いゼラオラ
・ポケモンバトルでなくフィジカルの強さ(高圧電流を耐える)だけでゼラオラを屈服させるサトシ
・数キロの野山をなぜか靴を脱いで走る女子高生
・そのクソやべぇ弟(ある意味、本作でいちばんの衝撃であった)
悟空よりも婆さんキャラの声のほうがイキイキしている野沢雅子

 等のポイントが心に残りました。あの弟マジでやべぇよ。ドシスコンだし将来絶対炎上するよ。

 今作は大森駅最寄りの「キネカ大森」で観ました。例えばTOHOシネマスなら映画が始まる前に貝社員だのデス兎ペド(だっけ?)だのの氷点下ムービーが強制的に流れますが、キネカ大森では「もぎりさん」という片桐はいり主演の怪映像を観せられます。

 

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 なんではいりなの? あと内容はかなりシュールでどの感情を揺り動かせばいいのかよくわからない、インフルエンザ中に見る夢のようでした。小学生のトラウマにならない?