漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

ウルトラ特攻大作戦/『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』

  めちゃくちゃ台風15号が近づいていた先週の月曜、始発の新幹線で関西に向かわねばならない用事があった。頭の中は竜ちゃんばりに「訴えてやる!」のモーションで辞表を叩きつける妄想でいっぱいだったが、朝4時ごろに外へ出てみると、まあ雨も風もクソヤバいけど行こうと思えば…? 行けない事も? ない? かな? くらいのレベルだったんですよ。明らかに無理なレベルなら先方のLINEに無理ぽとか入れて寝てればよかったんだけど、オマエの頑張り次第でなんとかなりそうやぞ、くらいの絶妙な難易度(に見えた)。仮に「台風だから行くなよ! 絶対に行くなよ!」とか言われたらそれはそれで、竜ちゃんばりの「押すなよ! 絶対に押すなよ!」みたいなノリツッコミに思えたかもしれない。
 で、風に強いセブンプレミアムのビニール傘を携えて、この状態でも動いている地下鉄の駅まで徒歩で向かったんですが(当然タクシーなんか動いてない)、まあ普通に死にかけましたね。街路樹の枝とか折れてるし。排水溝も溢れて靴ビッチョビチョだし。でも傘は本当に丈夫で、ぜんぜん折れたり曲がったりしない。竜ちゃんばりに「殺す気か! 」とか叫んだりもしていたがなんとか無事に駅に着いた。傘も無事。セブンプレミアムはすごいな。金の直火焼きハンバーグもうまいし、そのうえ傘も丈夫だとは…。
 新幹線は1時間半くらいの遅れだったが、むろんこんな状況ではたった1時間半の遅れで運行できること自体が奇跡でもある。午前中には名古屋に到着、竜ちゃんやジモンと合流できた。久しぶりに3人揃ったのでさっそく全裸露出を決行、奇声を発しながら錦三丁目を疾走するも機動隊の一斉掃射でハチの巣になり「聞いてないよォ」と一言つぶやいてそのまま息を引き取った。

 


 

 『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』、キャラデザに惚れて購入、序盤はわりと苦戦したが特に詰まる事もなくエンディングを迎えました。やり込み要素はまだまだ残っているのでしばらく遊べそう。

 目つきが悪すぎる女子連中だとか、和洋折衷し過ぎて若干「ニンジャスレイヤー」感すら出ている街並みとか、『くにおくん』シリーズファンでも忘れてる可能性がある小ネタをバリバリ拾っていたりとか、良さのエッセンスだけで構成されている良作。レトロゲームへのリスペクトに溢れたベルトアクション、つーと『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド ザ・ゲーム』を彷彿とさせるところもありますね。あれも普通に神ゲーだったけど。

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 本作もゲーム部分はしっかり遊べる出来。正直なところ、UIには不満がなくもない。エリア切り替えがいちばんよく使う弱攻撃(□ボタン)と一緒なせいで望まぬタイミングで場所移動してしまいがちだとか、ムービースキップが手間だとか、技コマンド表記が簡略過ぎて不親切だとか、もっと快適にできるだろという場面は多い。ゲームバランスは…まあ妥当なところじゃないですかね。序盤はとにかく技も少なくパラメータも低いのでボスに苦戦するが、中盤以降はどんどんラクになっていく。ヤマダとヒバリ戦辺りがいちばん苦労します。

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 ヒバリはドット絵の方が30倍くらいかわいいね。

 

 ホント、キツいのは最初だけなので「敵クソ堅ぇなあ」とか思ってる人も少し我慢してレベルアップに励んでみて下さい。まあ『ダウンタウン熱血物語』とか比べれば10倍くらい堅いのは確かだけど、バランス自体はしっかりとれていると思う。良作。