漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

ゴミモンスターの最期/『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』

  「自分では常識と思っていたことが、世間一般ではそうでないことに気づかされる」という経験、少なからずあるがなかなか恥ずかしいものである。

 

 おれは人様に自慢できるようなものを何1つ持っていない。そこそこレベルの特技は2つばかりあるのだが、「これって実は誰でもできることなんじゃないの?」という疑念があり、あまり表だってアピールしたことはない。1つは、「無限にゲップができる」こと。基本的にいつでもノータイムでできるのだが、非常に「自然体」で行えるので、これはごく当たり前すぎるので誰も特技として数えていないだけなんじゃないかという気がしている。ただ「ゲップできる?」「ゲップしてみせて」「ゲップちょうだい」「Please,GEPPU」などと言うとたいていの人は嫌な顔をするし、そもそもおれが無限ゲップを披露し始めると10秒くらいで「いい加減にしろ」と怒鳴られる。特技かどうかもわからないし、特技だとしても褒められない。スタンドで言えばチープ・トリック並みのはずれ能力だとは思う。
 もう1つの特技はオチンチンから白いおしっこを出せるというもので、これはいずれ皆さんの前で披露してみるつもりだ。

 


 

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 去年の年末に買った『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』が面白く、クリア後もちまちまプレイを続けている。まあクリア後からが本番だから当然だけど。
 要は『マインクラフト』に代表されるサンドボックスゲームなのだが、『ドラクエ』世界観がバックボーンにあるおかげで完成度の高いゲーム性、キャラクター性を確立している。ストーリーも充実している、というかさっさとモノづくりしたい派には充実し過ぎているほどのボリューム。サブタイトルにある通り「破壊神シドー」が大きく話に絡んでくる『ドラクエⅡ』世界のお話なのだが、もう今後シドーのことを今までのイメージで見られなくなってしまいそうなほどのキャラ崩壊をかましている。アクションRPGとして見れば難易度は低いし(唯一詰まりそうなポイントは最初の島の「畑を250マス作れ」くらい。何度も収穫していると畑が元の土に戻ってしまい、手間をかけてタネから取り直す必要がある)、バトルもモノづくりも快適に行えるようになるアイテムがいろいろ用意されているので不便さを感じる場面はあまり無い。
 作るモノはいくらでもある。住民・家畜・モンスターの寝床、作物を作る畑、料理を作る食事どころ、飲み物を提供する酒場、お風呂にトイレ、金属鋳造を行う鍛冶場、アイテムを売る道具屋、図書館に美術館に宝物庫などなど。使えるブロックの種類は非常に多く、ファミコン版『ドラクエⅡ』レベルのグラフィックではない、豪華な巨大建造物もバンバン作れる。単なる『マイクラ』コピーに留まらない良作だと思う。やっぱでもストーリーは少し長かったかな…。