「アルコール提供禁止」の報に激昂したジャッカル佐崎さん(依存症)。さすがに自分の意思を表明せねばならぬ時と思い立ち、歌舞伎町でノーマスク路上飲みのオフ会を開くというサークル歌舞伎町奥様査問会~バレたらお仕置きよ~と連絡を取り、人生初のオフ会へと挑む。
厳重にアルミホイルで前頭葉を守りつつ、一升瓶片手に集合場所へ。他の参加者は20代前半くらいだろうか。それとも年季の入った人生の先輩方か…と思いきや、ビル撤去跡のスペースに集まっているのはグラマーな美女、パツキンのボインちゃん、マブいナオン、ボディコンのチャンネーといった面々。本当にここは路上飲みの会場であろうか。妖艶な目つきで手招きするハクいスケ達を目の前にしたその時、くっきりとした姿ではないけれど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。46…しろ…白…そうか! 持参した上善如水純米「白こうじ」の蓋を開け、周囲にぶち撒ける。甲高い悲鳴と共にしゅうしゅうと音を立てて白煙が立ち上り、美女たちは全裸の中年男性へと姿を変えていく。散り散りになって逃げ出す全裸中年男性たちを視界の端に捉えつつ、咳き込みながら意識を失うジャッカル佐崎さん。彼が目を覚ました頃、街からすでに灯は消えており、静粛と暗闇が周囲を包んでいた。大型ビジョンに映し出される都知事だけが、ただじっと彼を見つめている。やがて力なく立ち上がった影が、青昏く光る地下へと吸い込まれていく。
エバーやらなんやらのアレで話題を持ってかれた気がしなくもないが『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話を観た。爆音上映? 轟音上映だかで。予告編の最中にいきなりメガネのネジが弾け飛び、片手でレンズを抑えながらの鑑賞となった。ほぼ桃ちゃんですね。トーナメントの消化っぷりが超人オリンピック並にスムーズなので、いろんな試合を見られてお得感がある。知波単の負け方はちょっとご都合主義な感じもしたが、らしいと言えばらしいのでアリな範囲じゃないですかね。
おれは戦車はじめミリタリーにはまったく詳しくなく、ガルパンも雰囲気で見ているのだが、それでも夢中になるし爆裂に面白い。ビッグなコンテンツの良いところは、これくらいのライトな付き合い方を受け入れてくれる点だと思う。
入場特典でもらったフイルムは、本作で30秒くらいしかなかった「中年男性しか映っていないシーン」でした。レアだろ。