漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

妖怪ねずみ地獄/『妖怪ウォッチワールド』

 きょう梅雨明けたんですか! もう雨降らないんですか! やったーー! と喜び勇んでフルチン出社を敢行したジャッカル佐崎さんは、梅雨明けでも全裸で外出すると捕まること、そもそも梅雨は明けていないことを知り失意のまま獄中で生涯を閉じた。露と落ち、露と消えにし我が身かな。浪速のことは夢のまた夢…。

 それはそれとしてクーラー解禁しました。やってられねぇもん。

 


 

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 あちこちで「妖怪GOやんwwww」と言われている『妖怪ウォッチワールド』だが、ゲーム性は全然違う。「位置情報を利用した、なんかよくわからないバケモンを集めるゲーム」であることは共通しているが、それだけである。

 

・『ポケモンGO』は時間さえ費やせば全ポケモンを捕まえられるが、「妖怪GO」は課金ガチャでレア妖怪を入手する。
・『ポケモンGO』はポケモンを捕まえるのにボールを投げるだけだが、「妖怪GO」はRPG的バトルを介する。妖怪はバトル後に仲間になるかもしれない『ドラクエV』仕様。
・『ポケモンGO』は世界展開だが、「妖怪GO」は今のところ日本のみの展開。

 

 つまり課金・集金のモデルが全然違う。個人的には『妖怪ウォッチ』は対戦RPGとしては『ポケモン』並みに遊べたし、キャラとしての妖怪もけっこう好きなので歓迎しております。呪野花子とかかわいいやん。

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 ただ心配なのが、妖怪をその辺のプレイヤーにヒョーイ(憑依)させるシステム。ヒョーイさせた人が長距離を移動すると、距離に応じてひとだま(経験値みたいなモン)がもらえるし、ヒョーイさせた人の移動先で妖怪を捕まえられるようになる。地域によって出現妖怪が異なるので、ヒョーイを駆使すればいろんな種類の妖怪を仲間にできるというわけ。問題は、ヒョーイした人がどこにいるのか。GPSでバッチリわかってしまう点。「夜中にこの位置から動いてないってことは、コイツの家はここなんだな~」と見知らぬプレイヤーの居場所が推測できてしまう。

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 『ポケモンGO』と違って、マップがなまじリアルで実用的な分、個人情報の洩れ具体も可視化されてしまうというか。

 もちろん勝手にヒョーイされないよう設定できるし、フレンド以外にはダミーのアバターを表示させる設定もあったりする。ただ、ひとだま稼ぎにはヒョーイを駆使するのが今んところいちばんラクだし、ヒョーイ前提でシステムが構築されてるゲームなので…。

 

 正直今後どうなるのかよくわからんのですが、野心的ではあるし単なるパチモンで片づけるにはもったいない。花子さん実装はよ。