漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

【日記】星空に殺意がひらめくとき…/『SHY』実樹ぶきみ

 社内チャットで「今度○○に行く人~?」みたいな募りがあるとするじゃないですか。で、すでに2人くらいが「行く!」「行きます!」ってすでに返信してた時、多少出遅れた者としては「イクーーーーーーーーー!!」ってレスするしかないじゃないですか。その後2日半、誰もなんも反応しないの。全スルーですよ。これ、おれが悪いんですか?

 あと社内チャットで「〇〇誰か買った?」みたいな雑談があるとするじゃないですか。で、それに対して「買いました!」「僕も!」「私も!」って3人くらいが返信してたらフリにしか見えないし、「やきいも!」ってレスしたくなるじゃないですか。ガン無視ですよ。新人クンたちは『珍遊記』読んでないの? これ、おれが悪いんですか?

 


 

 週刊少年チャンピオン『SHY』1~4巻を読み、こりゃイイねと新刊の5巻も買ってしまった。ええんよこれ。いい……。

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 ヒーローが世界各国にいる時代、日本を代表するヒーローの正体は恥ずかしがり屋の女学生であった! というお話。『ワンパンマン』『ヒロアカ』が存在感を放ちすぎている現在、ヒーロー漫画を描くなら差別化は必須と思われるが、本作は「荒唐無稽」「豪放磊落」とは真逆の繊細さがウリと言える。先の2作やアマプラで放映中の『ザ・ボーイズ』がヒーローの絶対的な強さを描くとともに彼らの持つマイナス面・闇の部分を暴き立てている一方、『SHY』は心の強さこそがヒーローの強さであるという姿勢を終始崩さない。

 登場人物の心情描写は細やかで、「盛ろうと思えば盛れる」部分…例えばヒーローの能力だとかコスチュームの過激さだとか敵の悪辣さだとか、そうした部分もうまいことブレーキを掛けている。ヒーロー漫画としてはかなり独特な雰囲気を持つ、ちょっと類を見ない作品。水彩の味わい。