漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

【日記】初めての夜はすごかったです/『Ghost of tsushima』

 とは言え、テレワークから4か月経過しても相変わらずZoom会議は盛り上がらないし慣れないとか、仕事場と家を分けてないからオフという概念が薄れてかえって落ち着かないとかの問題は解決していないのだった。後者はわりと深刻で、スタバでこれ見よがしにワーキングしてる連中の気持ちが少しわかったりした。普段の行動範囲と違う場所で仕事をする、というのは精神のなんかにおいて重要であり、「仕事場ではない場所で仕事をする」というのもケアの一種なのかも知れぬ。
 逆に言えば「出社して労働しない」というのも能率アップにつながるのでは? と盲点に気づき、あえて仕事場に赴いてYoutubeだけ観て定時退社したり、ちくわに釘を詰めたりして過ごしたが特に仕事がはかどる様子は見られなかった。労働、まだまだ謎が多い。

 


 

 ゲームは『Ghost of tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)をちまちまプレイしている。元寇の頃の対馬を舞台にしたサムライ蒙古スレイヤーなりきり黒澤アクション。

f:id:jackallsasaki:20200901235154j:plain

 おおまかな作りはそれこそよくあるオープンワールドで、あちこちを移動してメインストーリーやサブキャラクター由来のミッションを進めたり、蒐集要素をこなしてスキルやアイテムを解放したり、敵が占拠した拠点をブッ潰したりといったものだが、それを日本丸出しにしただけで新鮮味がスゴいのである。スタッフの本気度もかなりのもので、プレイ前にちょっぴり期待していた「おもしろ勘違いニッポン」とは程遠く、ちょっとしたやり過ぎの美学や微妙なカン違いは見られるものの(障子を開け閉めする速度がシステム的な都合を考慮しても異様に早かったり、神社が参拝させる気皆無な難易度MAXのサスケみたいなアスレチックステージになってたり等)、日本人から見ても違和感はほとんどない。クナイや煙玉、フックロープを駆使して蒙古兵をステルスキルする姿は誉れあるサムライというかニンジャに近いが、主人公は冥人(Ghost)なので仕方ないのである。

 正直な話、本作を遊ぶまで対馬がどの辺にあるのか、どんな形状をしているのか薄ぼんやりとしか知らなかった(日本の地理を桃鉄だけで覚えたため)くらいだが、気軽に旅ができるようになったらぜひ訪れたい地となった。狐を撫でながら各地の温泉に浸かり(思うこと…)存分に弓を射たいものである。