ヨドバシカメラのおもちゃコーナーでカップヌードルの1分の1プラモが売られていた。完成度と成形技術には驚愕したものの、プラモというのは本来手元に置いとけないようなものを置いておけるのが醍醐味なんだから、本物ソックリのカップヌードルのプラモを置いておきたいのなら素のカップヌードルを眺めてればいいのではと無粋シンクが頭をよぎったりした。こーいうおもちゃ売り場を見ていると「ガンプラ作りてえなあ」欲がムクムクとムクってくるのだが、まあ実家離れてから「プラモデルは置く場所が無い」ということを身をもって知っておりますからね。
完成させても飾る場所が無い。苦労してポリキャップとプラ棒で関節増設してヤスリがけしてつなぎ目消して、サーフェイサー拭いてエアブラシで塗装してエナメル塗料で墨入れとウォッシングしても飾る場所ないですからね。理想としては完成させたガンプラをちゃんとポージングさせて、透明ケースで埃付かないように展示しておきたいんですけどそんなスペース無いですからね。ワンチャン1/144デナン・ゾンくらいなら…無いの? 出てないんだったっけ? なんにせよジ・Oだのデンドロビウムだのウルトラザウルスだのマックスマグマだの置いとくスペースうちにはありませんからねッ!
せめてホビージャパンの作例でも眺めてガンプラ欲を鎮めようかと思えば、ホビージャパン自体もまあまあデカい。でけ~し重ぇ~の。ゼクシィの3倍の値段で厚さも3分の1なの。
もはやプラモ自体が富裕層の遊びなのか~~~ッ!? という気さえしてくる令和デイズ。そこでわたしが提案するのが「あなたが完成させたプラモ、無料で引き取ります」というサービスです。完成品が売れたらある程度のマージンをもらえて、そうでないにしても処分してもらえるという。作り手としては小遣い稼ぎになる可能性もあるし、自分でゴミ箱に突っ込むよりは心理的にもマシだと思うんですよねッ、と熱くアピールするジャッカル佐崎さんを襲う虎たちの容赦ないツッコミの数々。次週、なんでんかんでん社長が下した決断とは?
それはそれとして自分で作ったガンプラを戦わせる無双ゲー『ガンダムブレイカー3』をクリア。今はトロフィーをちまちま集めつつさいきょうガンプラのパーツ集めに勤しむ日々。最新作『Newガンダムブレイカー』が近年稀に見るダダ滑りだったため相対的に評価がアップした3作目ですが、システム的な完成度はさすがに高く、アクションゲームとしてもガンプラシミュレーターとしてもたいへんイイ感じです。バーチャルガンプラなら置く場所も必要ないしね。ホビージャパンも電子書籍で読めるしね(雑誌読み放題サービス「dマガジン」でも読めたりする。おれはこれで読んでいるがやはり作例などはでけぇ紙の誌面で見てみたいとも思う)。
本作は「パーツごとの性能差」が極力抑えられているのがミソで、レベルが同じパーツであればガンダムもZガンダムもゴッドガンダムもザクⅡもジュアッグもサザビーもすべて同じパラメータだったりします。ハック&スラッシュで様々な性能のパーツを獲得することができ、各パーツのアビリティを「合成」することでお気に入りのパーツを最強に仕上げるという楽しみがあるわけですね。まあGP-02の腕とシールドを装備していたら核が撃てる、みたいなパーツごとの固定武装はあるので全パーツが同性能というわけではないんですが、相当にカスタマイズに自由が利くのでガンプラにミリでも興味ある人なら楽しく遊べると思いまんた。