シェーッ！ ミーは駿河屋に送るCDと漫画本の選定で忙しいザンス！ 最終巻だけ電子書籍で出すようなマンガの1巻は即売却。あわよくば「電子書籍で揃えたいユーザーが既刊も買ってくれるかも」みたいな編集部の思惑には乗ってやらないでチョ～よ。ウッヒョッヒョッヒョ！ そう宣言する歯の出た男の顔がどろりと溶けたかと思うと、湿った音を立てて崩れ落ち、あとには腐臭を放つ肉塊が残った。まもなく「かんたん買取」の札を胸ポケに付けた店員が訪れ、肉塊を査定した後「メールにてお見積り！」と書いた見積書を張り付けて去っていった。風が吹き、日が沈み、日が昇り、風が吹き、肉塊も崩れ、跡には塵ひとつ残らなかった。
『ピーヨと魔法の果実』読了。リイドカフェにて連載中の本作、メルヘンでスカム、繊細にして大胆不敵、ファニーでクレイジーな謎の鳥キャラ「ピーヨ」がけなげに頑張ったり人を殺害したりするノーボーダーな不思議悪辣コミック。「そもそもピーヨって何なの？」という根本的な問いには一切のアンサーが無く、あとはチワ〇を異様に敵視していることしか伝わってこないので読者も「何ーヨ？」としか言いようがないのだが、こればっかりは理屈で言い表すことができないのでしょうがないんですーヨ。おれは以前から手作りピーヨが欲しくてたまらないにも関わらず、阿佐ヶ谷ロフトのイベント等では速攻で売り切れてしまいホゾを噛む日々が続いているので、いずれUFOキャッチャーの景品や食玩のオマケとかでピーヨが登場してほしいと思っています。アジアの工場で量産される大量のピーヨを幻視しましょう。
