漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

東京タワーに白旗あげろ/『ツッパリ刑事彦』沼よしのぶ

 駿河屋へ送る荷造りをし、歯医者の予約を済ませ、麻疹の予防接種について調べ、収入証明書発行のため役所へ行き、アニメゴジラ2話のチケットを取り、粗大ゴミの手続きをし、ついでに資源ゴミも出し、謝罪会見に出席し、辞意表明も済ませたので1週間分の仕事をすべて終えたような気になった。会社ではもっぱら鼻毛を抜いてノートの罫線に沿って植えるなどして時間をつぶしました。わが鼻毛罫線課、これでなかなか張り合いのある職場です。(やりがいPR)

 


 

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 鼻毛を抜きながらKindle unlimited『ツッパリ刑事彦』を読んでいた。「ツッパリ・デカひこ」なのか「ツッパリけいじ・ひこ」なのかよくわからない(前者)。あと主人公は別にツッパリではなかった。なんなんだよ。

 そこそこのテンポのよさ、そこそこの顔芸、そこそこの時事ネタでそこそこ面白くはあるけれど、絵柄は『マカロニほうれん荘』、ギャグのノリは『すすめ!パイレーツ』まんまだし新鮮味がねえなあと思っていたが、Amazonレビューにもまったく同じことが書いてあった。「主人公はじつは宇宙人だった」という最終回のオチも心底しょうもなく、「時代だな~」以外の感想が何一つなくて良いです。沼よしのぶ先生の著作はほとんどunlimited読み放題に入ってますが、まあ芸風の広い方である。