漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

ヒューマンて何だ/『スタジオパルプ』久米田康治

 取引先の担当者の方にメールを送ったら、知らん人から返信が来て「次回より私宛にお送りください」と書かれていた。誰? あ、でもこの人の名前見おぼえあるな。名刺も持っている。そうか、前に打合せしていた時に同席していた人か。え、担当者代わったの? あれは引継ぎの挨拶だったのだろうか。説明とか全然なかったよ? むじなに騙されたの?

 くだんの新担当者を棒で追い詰めて問いただすと、正体はやはりむじなであった。おれを王国の主賓として迎えるべく、人間界に潜んでいたという。泣きながらそう弁明するむじなを抱き起し、人間界には大切なものがあること(Wifi等)、おれはまだむじなの国へ行く気はないことを伝えたのであった。「これからも担当よろしく、毛むくじゃらのお嬢さん」

 


 

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 久米田康治新刊『スタジオパルプ』1巻。スターシステムと称する使いまわしで『かってに改蔵』+『さよなら絶望先生』のキャラがわりとそのまんま出ており、改蔵・羽美・地丹の3強が絶望少女たちに絡んでいくんですが、まったく違和感のないしっくり来すぎる展開を見せる。こんなの同人誌かよ…。回が進んで「楽園」が60号くらいまで続けばおしゃれ先生や太陽の戦士ポカポカ、ターミ姉ちゃん、三珠真夜なども出てくるでしょうから楽しみですね。「ファンなら買い」以外の言葉が見つからない。