ここ数年、情報フォアグラになっている自覚がある。スマホが一時たりとも手放せない。読み放題聴き放題観放題のサブスクが充実したおかげで栄養過多が加速ぎみ。
情報デブの肝臓は実際のフォアグラと違い一銭にもならず、アウトプットの際に滴り落ちる脂のほうがまだ利用価値がある。こめかみに塗れば頭痛が消え、頭皮に塗れば髪はフサフサ、車のへこみに塗れば傷跡が直るというから驚きだ。万能クリーム「勃起王」。ぜひお買い求めください。
Amazon Primeで「ディスコード」観る。
母親の死をきっかけに実家へ帰るアニー。だが彼女の姉、いとこが続けて実家で行方不明になってしまう。この家にはなにが潜んでいる…? 刑事とともに調査を進めるアニーだったが、事態はいつしかオカルトな展開に。謎の存在に追い詰められていくアニーだが、彼女がピンチになればなるほど、何故かおっぱいが強調されていく。ひりつく空気! 張りつくタンクトップ! この調子だとラストでおっぱいはどうなってしまうのだろうか…?
終盤まで事件の全貌がなかなかつかめず、視聴者もアニーとともに五里霧中な状態に置かれてしまう。起きる怪異もまあまあ地味なので、盛り上がってくるのは本当にラスト近くになってから。全貌がわかれば「は~~、なるほどね~~」と感心はするんだけど、そこまでが少々タルい。ファスト映画向けの作品かもしれないが、ファスト映画では徐々に存在感を増していくおっぱいについて触れられることはないだろう。
いや、ちょっとふざけて書いたけど、展開の1つ1つがクリティカルなネタバレにつながりかねないので非常にレビューしにくい作品なんだな、ということに気づいた。今。冒頭も冒頭のとある描写が、最後の最後に意味を持ってくるところなどはうまいと思いました。視聴してからのネタバレ考察が捗る1作。