漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

【日記】囮怨/「ゴジラvsコング」

  寝苦しいせいか眠りが浅く、睡眠スコア50以下の日々が続く。雨のせいもあってクーラーをつけると寒く、扇風機ぐらいがちょうどいいのだが、扇風機の風は位置的にあんどんの火を消してしまう。ただでさえ油を切らさないように腐心しているのに、こんなことで消えてしまってはたまったものではない。取引先の課長さんに聞いた話だが、上司はあんどんの火が消えた4日後に体中の穴から汁を出して亡くなったとのこと。

 


 

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 「ゴジラvsコング」観てきました。あんなに混んでる映画館も久々だった気がする。

 

 いやもう、100点の出来。昨今ありがちなオタクへの目配せ(わかってますよアピール)だのグロ描写だのを一切排除、対象年齢をかっきり5歳分下げてきたというか。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は監督の熱意が歪な方向に暴走した結果、怪しい魅力を放つ作品となったが、今作はストレートな娯楽作だ。
 冒頭から出し惜しみなく、コングもゴジラも出ずっぱり。ビジュアルもハッタリ全開で怪獣がよく動くこと動くこと。対決シーンもボリューム・シチュエーションともに文句なし。個人的には地底世界のモンハン最終章みたいなファンタジー感もワクワクさせられた。
本作は「人間ドラマが薄い」などと評されているようだが、人間ドラマがすべて怪獣を描くために使われているのでそう思うのかもしれない。家族の絆がどうだこうだみたいな展開は一切無い。人間はほぼ全員バカである。話の都合上むりやりバカな行動をさせられているという感じではなく、純粋に根っこの時点でバカなので好感が持てる。
 けっこうなビックリ要素もあるので、ネタバレ踏まないためにも速攻劇場で観たほうがいいタイプのやつだと思われます。よくわからんビックリお化け屋敷みたいなのを「これが○○○○○で~~~すwww」とか言って出してきた○○○○はいい根性してたよな、とか言い合いたいしね。

 あと小栗旬はすごかったとしか言いようがない。個人的に本作で最高の役どころであると同時に、唯一の難点でもあったと思う。本当。