今月末に試合を控え、練習に精を出す毎日。今回はキックオンリーと決めており、目標を定めたぶん集中しやすいのはいいが、これはこれで心身共に消耗も激しい。
家にある木人はだいたい蹴り潰してしまい、修繕しようと思ったがこれがまた素人には難しい。仕方がないので代わりに近所の地蔵を蹴ることにした。ちょうど頭の部分にクリーンヒットさせやすく、丈夫なので遠慮なく全力で蹴ることができる。今日も1日1万回、感謝の地蔵蹴りで調子も上々ですゾイ! などと上機嫌でインタビューに答えたその晩、夢枕に立った無数の小地蔵が際限なく皮膚下に潜り込む悪夢にうなされ、翌朝全身がガチガチに硬直した状態で発見された。その両脚は二度と動くことがなかったという。
この話を聞いた時、ふと閃いた!
このアイディアは、メジロマックイーンとのトレーニングに活かせるかもしれない!
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メジロマックイーンの成長につながった!
スタミナが5あがった
パワーが5あがった
根性が5あがった
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kindle unlimitedで『メイコの遊び場』読む。ノスタルジックサイキック殺人ノワール漫画で、これは掘り出し物だった。作者によれば平山夢明の短編がモチーフの1つだそうで、容赦ない人体破壊のグロテスクとどこか乾いたセンチメンタルは確かにその雰囲気がある。
昭和の大阪。左目で見た相手を精神崩壊させる能力の持ち主・メイコは、チンピラどもを始末する仕事に従事させられていた。世間知らずでポーカーフェイス極まりないメイコだったが、地元の子供達との遊び(じゃんけん、鬼ごっこ、釘倒し、だるまさんがころんだ等)の中で少しずつ、本当にわずかに少しずつ感情を表に出すようになっていく。この昭和の子供たちの遊びが『遊び図鑑』の解説なみに詳細に語られているのもポイントの1つ。
ノワールもののお約束というか、最終的にはメイコとメイコをいいように使っていた連中は窮地に陥るのだが、そこからの幕切れへの展開が非常に見事。いいモンを読んだなあと心地よく放心できる1作。