漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

【日記】花売り少女と白い粉/『ドーナドーナ いっしょにわるいことしよう』

 お茶のカテキンでコロナが死滅!? というニュースを見、さっそく手持ちのお~いお茶を定価の6万倍で出品してみたものの、一般民衆に周知されていないのかまるで入札の気配がなかった。カテキンはほぼイソジンなのでインパクトが弱いのもあるだろう。
「3000度の高熱でウイルスが死滅します!」みたいな文脈で高熱ガスバーナーを高額転売できねえかな。ガスバーナーの炎を3時間にわたり浴び続けた被験者の体表からはほぼすべてのウイルスが消滅しており、被験者もその後二度と繁華街などに出歩かなくなったのでクラスター源になる可能性もなかったと聞きます。(『令和猟奇史』41ページより抜粋)

 


 

 アリスソフトに新作『ドーナドーナ』をプレイしている。面白い。エロゲをプレイするのは何年ぶりか。『マジカミ』はソシャゲだからノーカン。

 ポップな色彩とデザインは『マジカミ』、キャラクター造形は『ペルソナ5』をどことなく彷彿とさせるが、別にこの両作品に影響を受けたという感じはまったくなく、2020年に「かっけ~もの」を追求していったらこういうスタイルになるというだけの気がする。

 

 舞台は圧倒的権力を持つ企業に支配された地方都市、主人公らははぐれものの対抗勢力としてアンモラルな活動にあけくれ、市民を「ジンザイ」として拉致して「ハルウリ」させて稼いでいる。ハルウリさせ続けたジンザイは「メンタル」のステータスが減っていき、最低値になると壊れて役立たずになるので「ぬいぐるみ」「花束」などをこまめに与えてメンタル維持に努めなければならない。妊娠を防ぐためのピルは貴重品なので、これも病院を襲撃するなどして手に入れる。ハルウリ時は特殊ステータスが付与されることもあるが、払いのいい客に限って「失明」「骨折」「車椅子」などのバッドステータスを無理矢理つけてくる。だいたいの場合、同じジンザイを使い続けるよりは適当に使い潰して、新たに「ヒトカリ」でジンザイを補充し続けるほうがラクなバランスになっている。

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 個人的にエロゲーに期待しているのはエロそのものではなく、18禁でなければ描けないようなシナリオとゲーム性なので、『大悪司』にハマりまくっていた身としてはこれまた夢中になって遊んでいる。ゲーム的には時間的な制約がほとんどないため(一部実績の解除には効率プレイが求められるが)、マイペースにキャラを鍛えて稼ぎつつ進んでいくこともできる。強敵に敗北してゲームオーバーになったとき限定のイベントもあったりするので、負けてもストレスが少なかったりする。気軽に非道行為をエンジョイできる快作です。