鬼滅、たまたまテレビスペシャル見てネトフリでアニメ1話から見始めて漫画も(奥さんが)全巻買って映画も来週中に観に行く予定というくらい順調にアレしている。見事にブームに乗せられ素直に楽しんでいる。キャラとか展開とかマジでほとんど知らなかったので新鮮。
アニメはかなり丁寧に原作をなぞっているし、連載初期のやや動きがわかりづらかった部分も完璧なアクションで見せてくれるし、良いアレンジだと思う。今上映している映画はジョジョ3部で言えばまだイエローテンパランス戦くらいの箇所で、2クールと映画1本費やしてそこまでしか進んでいないのはスローペースな気もするが(単行本だと6~8巻目くらいか)、遅いという感覚は不思議と無い。あとやっぱ、首がすっ飛んだり頭が潰れたりするアニメはヒットするんだなあ。少年漫画ももっと積極的に手足がもげたり内臓が飛び出たりドラゴンがカーセックスしたり子ヤギがコンクリート漬けになったりコックカワサキにマイクロビキニを着せたりするとよろしい。
『アリサ!』kindle unlomitedで読む。紙の単行本はかなり入手難なので手軽に電書で読めるようになったのはホント良いと思う。
平凡な少女・アリサの家に謎の男たちが押し入り、両親は射殺されてしまう。逃げ出したアリサは「あなたはパラレルワールドを統治する執政官の娘だ」といろんな意味でヤバいことを告げるおじさんに助けられ、パラレルひみつ道具「消えたり出したりが自由にできるモーゼル・ミリタリー銃」を授けられる。アリサは銃を片手に追っ手どもをばんばんブチ殺しつつ、パラレルワールド放浪の旅に出るのであった。
これはあぶない
正直なところ、パラレルワールド設定を含めた設定・小道具がまったく効いておらず、無理やりSF設定をねじ込んだようにしか思えない。ただアクションシーンはかなりの迫力で、銃の描写もなかなか細かい。ガンマニアではないおれにも、モーゼル・ミリタリーのかっこよさがビンビンに伝わってくる。
親切なおじさんに特訓を受け、モーゼルの「抜き撃ち」を会得する名シーン。この漫画、アリサ以外のキャラは8割方おじさんしか出てこない
ラストは「戦いは続く…」パターンの打ち切りで、アリサの秘められた力とはなんだったのかとか、途中で別れた竜也はどうなったのかとか、パラレルワールドと言いつつほぼ現代日本と西部劇の世界しか出てこないのはどうなんだとか、ストーリー的にはいろいろ疑問が残ったりするものの、アリサの意思と戦闘能力があればどんな苦難も乗り越えてハッピーエンドにたどり着いたのであろうと確信できるのであります。