漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

【日記】嘆きの自宅/『盗撮影手パパラッチ』

 コロナウイルス何するものぞ、どうせ罹るときは罹るんだし手洗いとうがいを済ませたうえでバンバン外出して経済を回そうではないか! くらいは言いたいのだが、こういうことを声高に叫んでいるヤツほど真っ先に感染しそうであり、その場合だいぶカッコ悪い気がするので勇気が出ない。どもあれこれをきっかけに少しでも在宅勤務の導入に意識が向けばいいですね。時代はイット革命。おれは在宅勤務を命じられたら平日昼から晩杯屋でアルコール消毒に励んだりしそうなのですが…。ともかくこの騒動、国民の皆さんにも天皇を中心としている神の国の一員であるとの自覚を持って対処していただきたいですね。大阪は痰ツボ! (AIBOを見て)これ噛むの? ――『森喜朗先生を偲んで』(2020年7月24日)より引用

 


 

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 『盗撮影手パパラッチ』読む。ヤングジャンプ連載作で原作はン先生、作画はSFから麻雀まで何でも描いてしまう柳澤一明。
 「将来はパパラッチになってスクープ写真で大儲けするンゴw」とか言ってた主人公が、ひょんなことから唯一の肉親である兄が殺し屋として活動している写真を撮ってしまう。実の兄、殺しの依頼者、各方面から狙われたり救われたりして大変なことになる主人公。パパラッチとして名を挙げるため兄を売ることができるのか!? というお話。創作物では悪役になりがちなスクープカメラマンの目線からマスコミの矜持を描く、という題材はわりと新鮮。ただ巨悪と対決する第1章がなかなか盛り上がるだけに、雑誌専属のパパラッチとして活動していく以降の章に蛇足感がなくもない(高校野球回の解決のしかたはヒドい。いちカメラマンの権力というか力量を超えている)。まあでも1巻のテンションのまま続けたらパパラッチの仕事は描けなかったろうしなあ。