漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

秘密兵器は赤い風船/『時計じかけのオレンジ』

 気圧が下がるとテンションも下がる~!! 鬱々っていうか何もしたくねぇ~!! という気分になる人がいるようだ。いるようだも何も自分がそれで、頭痛などが起きることはあまりないが、特に理由もなく悲観的になり布団かぶって数時間寝てしまいたくなる。これはもちろん日本政府の陰謀で、感受性の豊かな人間にのみ影響を与える化学物質を低気圧の中心に放り込んで拡散させているのだ。みたいなことをマジのマジで信じている人もいるので、普段から冗談のつもりで吹聴していると仲間認定され、フォロ爆されたり消印の無い手紙が届いたり午前5時に電話がかかってきたりする。彼らには迷惑していたものの今やすっかり打ち解け、週末はバーベキューやレプティリアン狩りに興じる仲である。

 


 

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 午前10時の映画祭で『時計じかけのオレンジ』。観賞は20年ぶりくらい、スクリーンで観るのは当然初めて。有名作であるしあらすじ等は省くが、ビジュアルが本当スゴいですね。衣装も美術も、オシャレと悪趣味を積み重ねたビッグマックのようなコテコテさで素晴らしい。

 あと記憶してたよりもエロかったのと、アレックスの肺活量が凄いのと、老作家の演技がギャグ寄りなのは発見でした。それに出所後のアレックス、緊迫した状況にも関わらず風呂に入りながらゴキゲンで「雨に唄えば」をフルコーラスしたり、アホみたいな顔して大臣にごはんをモッチャモッチャ食べさせてもらったりしてるのが普通に可愛いかった。萌えキャラ。