幕張メッセでポケモンの大会を見てきまんた。これは3DSのポケモンとポケモンカードゲームと『ポッ拳』(鉄拳チームが作った格ゲー)の日本チャンピオンを決め、ここで上位に入ると世界大会にイケるという公式なガチの大会。
この大会は2日続きで、予選は昨日の段階ですべて終わってるんですが、今日は会場で本戦が観戦できるのと、会場に来てる人と対戦するとポイントがもらえ、レアカードと交換できるイベントが行われてるので来たってワケ。ポケモン(『ウルトラサン・ウルトラムーン』)でもポケモンカードでも『ポッ拳』でも、どの対戦でもポイントはもらえるけど、規模的にはポケモンカードがメインな感じです。まあ他のゲームはオンラインで対戦できるし、わざわざ幕張くんだりまで来て対戦しようという人は少ないのかもしれない。
今回はけっこう楽しく対戦できたけど、ジャッカル佐崎さんは基本的に知らない人と顔をつき合わせてカードゲームをやるのが大変ストレスになるタイプなので(冗談じゃなしに、実生活ではあり得ないレベルの確率で臭い人と性格悪い人と出会う)ポキモンカードも早く海外のようにオンラインゲーム化してほしいなあ。
というか、トレーディングカードゲームは基本的にすべてデジタルに移行してもらって構わない。ルールの解釈ミスでトラブルになることもないし、メーカー側も中古ショップを通さず商売できるし、ダイレクトスメルアタックも回避できるし、いいことだらけだと思うんだけどな~。
Kindle Unlimitedで全巻読める宮下あきら作品は今のところ『私立極道高校2011』と『嗚呼!! 毘沙門高校』のみ。前者はどう見ても90%くらい『男塾』なんですが普通に楽しく読める。『毘沙門高校』は正直なところ存在を知らなかった。
日本でいちばん貧乏なド田舎・毘沙門村の高校生達が、村の知名度アップをもくろむ村長たちの期待を背負いつついろいろなスポーツに挑戦するというお話。毘沙門村は地図にも載っていない山奥という設定だが、SLは走っていたりする。「ド田舎出身だけど超人的な身体能力を持つ主人公がさまざまな競技に挑戦」というあらすじだけだと『超人ヒイロ』っぽい内容だが、各スポーツの描写はわりとアッサリしており、主人公・修羅三四郎の怪力と男気だけで基本すべてが解決する。
全3巻中のほぼ1巻を費やしている「野球部編」では三四郎たちが甲子園出場を目指す。基本的にメンバーが3人しかいないので残りの守備はすべてカカシに任せている。相手チームは主人公達3人を敬遠で塁に出させてメンバー不在での失格を狙うのだが、そこに今まで影も形も出ていなかった毘沙門村の助っ人、その名も「ドカベソ」がピンチヒッターとして現れたので事なきを得た。
↑野球部編以降一切活躍しなかったドカベソ
その後「柔道部編」「ゴルフ編」「マラソン編」「ボクシング編」が続き、ラスト「完結編」では税金をまったく払わない毘沙門村の連中に総理大臣が激怒。村に自衛隊を派遣するものの三四郎たちは軽くこれを撃退、戦車を強奪して国会議事堂に乗り込み毘沙門村の独立を認めさせるという、テーマの一切を放棄した〆を迎える。快作。