漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

首山病院と首之山病院/『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』

 全身にガタが来ている感がすごいので、今月は治療をがんばることにしました。人間、最後はやっぱり体が資本! 心身ともに健康めざしてがんばるぞ!

 半年ばかり悩まされていたアトピーは、皮膚科で貰った薬を塗ったらすごい勢いで快方に向かった。いくらなんでもここまでアッサリ治ると思っていなかったので拍子抜け。クスリってすごいネ! 今まで悩んでいた時間は完全に無駄だったんだなと思うと、暗い情念に囚われてしまった。
 次。肩が終わっているので四十肩だか五十肩に効く「独活葛根湯」なる漢方を飲み始めたら、全身がポカポカする感じだし血行は明らかによくなってるし、いい感じでした。じゃあおれは四十肩だったんだなと考えると、暗い情念に囚われてしまった。
 最後に、ここ1カ月くらいの不眠症について。なぜだか寝つきが悪く、眠りについても必ず2、3時間くらいで目が覚めてしまう。起きても疲れが取れている気がしない。ストレスに悩まされているわけではなく、むしろやりたいことが多すぎて寝ている時間がもったいなく思えるほどの毎日。そういう神経の興奮だか焦燥感だかを鎮める手段はないか探してみようかと思ったが、なにぶん睡眠不足のせいでやる気が起こらず、もちろん仕事も捗らない。行動力が毎ターン0だから詰みの状況。もう何をやっても駄目なんだろうなという暗い情念に囚われてしまい、フォーナインのクリアアイス味を煽って、寝た。

 


 

 月末の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』公開に合わせたのか、アマプラでゴジラ映画のほとんどが観放題になっている。昭和ゴジラの後半だのミレニアムシリーズだのはなんだかんだで観てないものも多いので、この機会にと気になるものをチマチマ消化している。

 で、第10作『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』を観た。シリーズの中でもかなり特異なストーリーで、なんと怪獣が出てこない。いや、出てはくるのだが、主人公の少年が空想する「怪獣島」の中にしか登場しない。

 ストーリーはたいした内容ではなく、カギッ子の一郎少年が孤独の中で生み出した「怪獣島」でミニラと共に遊ぶ姿がメインで描かれる。いじめっ子を怪獣ガバラとして登場させたりするほか、クモンガやエビラ、カマキラスなど、地味な連中がゾロゾロ出てきてはゴジラに一方的に退治される。あとミニラが普通にしゃべる。あとは「一郎くんが強盗に誘拐されてさあ大変」という、怪獣もなにも関係ないレベルでの展開したりする。

 ガバラはちっとも活躍しないし(吉本芸人みたいな顔してるし)、テーマ曲「怪獣マーチ」(「怪獣大戦争マーチ」ではない)は脱力モノだし、ここまで子供向けに振り切らなくてもいいとは思うが、「少年の成長譚」と考えればわりと完成された映画のような気もする。欠点は面白くないということくらい。あとゴジラが不細工。あとモーレツモーレツ言い過ぎ。