漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

野獣の挑戦/『JAWS/ジョーズ』

 久々に総理と2人きり。ドライブがてら、素性を隠して避難キャンプへ物資を運んでしまおうという流れに。「別に顔が割れても構わないんだが、こういうのはバレないようにやるに限る。バレないようにやるのは、バレても構わないことだけにしておくべきなんだよ」という総理独自の理論を聞き流しながら車を走らせる。途中、パーキングエリアで物資の中にバイアグラを見つけたので2人でちょろまかす。
 避難キャンプに到着するも、物資だらけであまり困っているようには見えない。辺りをうろうろしていると、「私のこと、覚えてますか?」と女学生が話しかけてきた。まじまじとこちらを見つめてくる彼女だが、まったく記憶にない。適当に話を合わせてその場を離れようと「ああ、世紀末戦隊Appleの?」と聞いてみると「はい!」という返事。この娘が世紀末戦隊Appleだったのか…。

 


 


 夢の話はともかく、「午前10時の映画祭」で上映されている『JAWS/ジョーズ』を観てきた。最初から通して観るのは初めてだ。テレビのロードショーで何度も流されてるはずだが、いつもチャンネルを合わせるとだいたいオルカ号(ボート)が白い煙を吹いて以降のクライマックスシーンだったので…。あと午後ローで『ポセイドン・アドベンチャー』やってるのを観ようしてテレビをつけると、だいたい元水泳選手の婆さんが死ぬシーンやってるよね。
 で、人生初のちゃんとした『ジョーズ』。すげえ面白かった。今更ストーリーをわざわざ開設することもないと思うので詳細は省くが、女子供が容赦なく襲われるスラッシャーであり、それと同時に海のロマンを感じさせるアドベンチャーでもある。後半、ジョーズを追う面々にかぶさる、緊迫したシーンに似合わない妙に明るいBGMが流れるシーンなどを観てると、ホラーとかそういうジャンルに囚われずに作られているんだなと。『ジョーズ』は『ジョーズ』というジャンルで成立してしまっており、なるほど、「夢よもう一度」と作り手も観客もサメ映画を追い続けてしまうのも納得できる気がした。『ジョーズ』、最高~! 今更のタイミングだから全力で推せる…。
 で、アマプラで『シャークネード』を観てみたらこれはこれで『ジョーズ』とは真逆の方向で突っ走った傑作ではあったのだが、これについてはまた別の機会に。