原稿を書いたり確定申告をしたり先方に謝る電話をかけたりする気がいっこうに起きないので、吸うエナジードリンク「イーグルエナジー」というのを買いまんた。
ご存知の通り、エナジードリンクの飲み過ぎはヤバいと言われている。バリキドリンクにヌカコーラ・クァンタム、ライオットブラッドを始めこれらのオーバードーズで体のなんかをなんかしてしまう人も少なくないと聞く。エナドリのヤバい原因の1つはその爆発的な糖分であるが、イーグル・エナジーはカロリーゼロ。ガラナエキスを気化して吸うことで効率的にカフェインをアレできるのだという。
で、まあさっそく吸ってみたんですが煙がスゴい。予想していたよりもスゴい。あとエナジードリンク臭がスゴい。「10~20回の吸引でエナジードリンク1本分と同等のカフェイン」などと謳われているが、そんなに吸う気にならない。職場ではとても使えない。家での作業用であろう。
効果自体はそれなりにあると思われます。その日の体調にもよるのだろうが、ひと吸いでわりとガツンと来る。頭がカッカとしてくる気がする。眠気もいつの間にやら吹き飛んでいる。というかコレを買って以来、夜なかなか寝付けないわりに5時半くらいに目が覚めてしまうので朝から『ANTHEM』をプレイしてしまい、仕事中に眠くなるかと思いきやそうでもないし異様に少ない睡眠時間で済んでいるのだが疲れは確実に溜まっている。大変だ。ぶっちゃけイーグルエナジーは関係ない気もするが自律神経がぶっ壊れている。サウナと水風呂で体調整えるしかない。サウナ行きたい。サウナ最高。サウナ行けない。時間がない。金もない。おれには何もない。誰か助けてくれ。
『ジャイアント』読了。きちがい野球漫画の雄『スーパー・プロ野球軍団物語 愛星団徒』の作者、松田一輝先生の作品。
身体が異常にデカい新任教師・大松。気は優しくて力持ちを地で行くような男である。あまりにもデカ過ぎる(コマによって2メートル~10数メートルくらいに変化)ため、生徒から誤解を受けてしまうこともあったが、不良や暴走族もワンパンできるほど強く、生徒のメンタル面も細やかにケアできる彼は少しずつ教え子たちと打ち解けていくのであった。
と、1巻のうちはちょっと変化球の教師モノとして面白く読めるのだが、2巻では学園を襲撃する暴走族グループとの抗争が始まり「え、ソッチ方面行くの?」みたいな展開に。3巻では不良生徒を施設に収容して兵士として鍛えあげ、日本制服を企む悪の組織「教育改革センター」が登場、大松と血で血を洗うバトルを繰り広げるので勘弁してくれという気持ちです。
とは言え大松先生はバトル展開においても教師としての矜持は持ち続けているし、最終巻の「子どもは無垢で純粋だから、それだけに過ちを犯した者を許すことがなかなかできない」「寛容という広い大きな心を持つか持たないかが、大人と子どもの違いだ」などというセリフはなかなかの名言だと思う。ラストは教育改革センターの本部を爆破・壊滅させた後、カツアゲ被害にあっている少年を救う静かなエピソードで幕を閉じる。