漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

非行少女カオリ/『インド・オブ・ザ・デッド』

 「バカスタグラム」って単語、つまんね〜な〜‼︎  バカスタグラムという言葉の響き自体はそれなりに面白いんですが、成立過程がダサつまんなくね⁉︎  バカな投稿をするインスタグラムユーザーを揶揄する言葉だからダサくても問題ないとは言えますが、「ツイッターじゃなくてインスタグラムが発祥だからバカスタグラムですな」っていう、間違いを排しての正論だけで生まれた言葉でしょ。クッソダサくない? そこに「バカ」はあるのかい? いま検索してみたらバカスタグラムってドヤ顔で使い続けているの、パクリまとめサイトの中でもセンス皆無グランプリなことで有名なnetgeekくらいだったし面白いかパクらないかのどっちかにしてほしい。って祖母が言ってました。その孫であるおれも…。

 


 

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  『インド・オブ・ザ・デッド』。インドを舞台にしたゾンビ映画。そのまんま。特筆すべきは、メインビジュアルの中央で銃を構えて突っ立ってる人が特に主人公でもなんでもない脇役で、しかもロシア人という点。まあロシア人ではなかったしインド人なんですが。でも脇役。よくて準レギュラー。

 孤島で新作ドラッグをキメていた連中が全員ゾンビになってしまい、それに巻き込まれた主人公たちが脱出のためにちんたらブラブラするさまを描く。『ショーン・オブ・ザ・デッド』みたいなコメディ枠なんですが、緊迫感、冴えたギャグ、笑いの中に見え隠れする寂寥感といった機微に欠けている感はあります。その分、天然ものの脳天気さや、インド映画をおちょくったミュージカルシーン等のろくでもない要素は満載。ここまで「身構えず」に観られて、かつそれなりの満足感を提供してくれるゾンビ映画もなかなか無いと思います。