漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

401号室/『ジェーン・ドウの解剖』

 今日はバンガイストわたモテの更新があったり、『ドラガリアロスト』の新イベントや『LET IT DIE』のノーモアヒーローズのコラボが始まったり、『Fallout76』が発売されたり、仕事が休みだったり、火鍋を食う会に誘われたりしたので盆と正月が一緒に来た感ありますね。

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 フォ~ルアウト76は今のところ「NPCが少ない以外は今まで通り」感があるのでじっくり楽しめそうです。パッチファイルがアホほど大容量なので、買ってきてからプレイするまでに2時間くらいおあずけ喰らうのが難ですね。以上です。じゃあおれ、忙しいんで。木材がバカスカ取れる場所ってどこ?

 


 

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 「アマプラでいい感じのホラーが観た~い!」という人は『ジェーン・ドウの解剖』を観ましょう。エグくて怖くて、登場人物が少なくて覚えやすく、舞台もほぼ死体検死場のみに限定されているので無駄にアタマを使うことなくホラーの雰囲気に浸れます。「解剖」がテーマなので、人体をズルリとかゾロリといった感じで剥いじゃったり、モツがブリンボロンまろび出たり、リアル目の死体…焼死体から腐乱死体、頭を銃で吹っ飛ばした自殺死体とかが出てくるのでそこは覚悟しておいてください。

 とある一家惨殺事件現場で見つかった身元不明の死体…ジェーン・ドゥの検死を任されることになった親子。目だった外傷も見つからず、美しい状態のまま保たれている名無しの彼女の死因はなんなのか? 解剖を進めていく親子ですが、進めていくたびに「死体の異常さ」が際立っていき、彼女の内部からは「あり得ないモノ」がどんどん見つかっていく。これは…いったい何なのか? 彼女はなぜ死んだ? どう死んだ? 誰に殺された? 加速度的に謎が深まる中、明確な悪意が現実を侵食し、検死官親子を巻き込んでいく。

 スティーブン・キングが250ページくらいの中編で収めそうな、「感情移入を強制的に促すリアリティ」と「こじんまりなのかスケール大きいのかよくわからない恐怖の質」と「終盤のやり過ぎに近い大盤振る舞い」を兼ね備えたステキ作品。いや、キングほどヤケクソではなく、本作はわりとしっとり、じっとりな雰囲気を保っていたほうかな…。厭な気分に浸りたい週末にオススメ。