いろんなゲームのハロウィンイベントを消化するだけで日々が無為に過ぎていくことに焦りを覚え、自分自身がハロウィンになればよいと気づいたジャッカル佐崎さん。単なるコスプレではなく、ハロウィンという概念そのものになるしかない。そもそも、ハロウィンとは何なのか。ヘロインと似ているがそれだけではあるまい。ハロウィン…ハロウ・イン、か…。ハロウイン…フェロウイン…ペロウリン…ペロリン…。ペロリン? ヘロインをペロリン!? そうかッ!!(次週、ハロウィンの夜を舞台にジャッカル佐崎さんが実行した意外な計画とは?)
『邦キチ! 映子さん』ようやく買うことができた。わりと最近よく見る映画ネタ漫画だが、本作で取り上げられるのは『貞子vs伽椰子』だの『デビルマン』だの『電人ザボーガー』だの『テラフォーマーズ』だの『DRAGONBALL EVOLUTION』だの、どこか偏ったタイトルばかり(邦画以外もわりと出てくる)。ともすれば評論家筋では軽視されがち、というかブッ叩かれたものも少なくないのが、主人公の映子さんはこれらの作品を心から楽しみ、そして見どころを嬉々として語ってくれる。その見どころ自体、常人のセンスでは理解しがたいんだけど、スレたネットの評価なんかを読むよりはよほど楽しさが伝わってきてスゲェ良い。レビューはこうありたいなあ。