漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

AV10万本! 奇襲計画/『セインツロウⅣ』

 ゲリラ豪雨という呼び方は、ゲリラの方に失礼なのでは…? 不意打ちの概念呼ばわりされて傷ついてるゲリラの人もいるんですよ! これは最早ゲリラ・ハラスメントである。99.99を痛飲した勢いでわけのわからないことを主張し始めたジャッカル佐崎さんは、善良な人々の支持を得て「STOP! ゲリハラ」運動の第一人者として祭り上げられオフパコ三昧の日々を送っていたが、過去の「『一人だけの軍隊』が『ランボー』になるとかクソ邦題杉www」のツイートが発掘され炎上。住所を特定されたのちに人里を追われ高尾山に潜伏、観光客を襲ってはカロリーメイトなどを奪っていく野人と化し、天狗伝承の一環を担ったと聞きます。

 


 

 なんかのセールでPS4版『セインツロウⅣ』が安かったのでプレイしています。

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 『セインツロウ』シリーズは、オープンワールドを舞台にギャングになって好き放題の犯罪の限りを尽くすという…要は『グランド・セフト・オート』のコピーでしかなかったのだが、シリーズを重ねるごとにバカゲー化が進行。ギャング同士の抗争を描いていたストーリーは尻上がりにスケールアップし、『Ⅳ』では「アメリカ大統領となった主人公が宇宙人とバトルし、シミュレーション世界に囚われるがシステムの穴を突いてハッキングするため、シミュレーションの都市で犯罪行為に勤しむ」というトチ狂った内容になっている。バーチャルな世界なので主人公は異様にパワーアップしており、sダッシュするだけで自動車を軽く追い抜き、普通にジャンプすればビルを飛び越え、サイコキネシスで自動車を持ち上げ、手のひらから発する冷気で飛行機を凍結し墜落させるという、デフォでチートコードを使用しているようなイカれた内容になっている。おかげでギャング要素は皆無に近く、『セインツ』シリーズはこの『Ⅳ』で打ち止めになってしまった。メーカーは後に『Ⅳ』の要素を受け継いだアメコミヒーローアクション『エージェント・オブ・メイヘム』を出している。

 正直なところ、勢いとノリが中心のゲームデザインで「よく出来ている」とは言い難いのだが、ついプレイしてしまう変な作品。個人的には『セインツロウⅡ』がバカとシリアスのバランスがいちばん取れていて好きです。