漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

宇宙を救う3つのキュータマ/『ゴッドサイダー』巻来功士

 昔は、自分が読んでる漫画の登場人物と同じ、またはそれ以上の年齢になるといろいろと感慨深かったものだが、とうにおっさんになったおれは桜玉吉本人がその対象になってしまう。「おれと同い齢の時、玉吉は船舶免許を取ってたんだよな」とか「有限会社の社長になっていだんだよな」とか「無職の女子にメシをおごっていたんだよな」とか「『逮捕しちゃうぞ』のパロディで“鯛干しちゃうぞ”してたな」とか。だからなんだというわけでもないのだが、「漫玉日記」で描かれたネタのあれこれ…釣りだのバイクだのスノーモービルだの同人作りだのテレクラだの伊豆だの沖縄行だのは、中年男性なら一度はやってみたいレジャーばかりだったな、と。景気のいい時代で無ければ成り立たないエッセイ漫画ではあったよな。いろいろ楽しそうなことやってるユーチューバーを見ると「玉吉メソッドだなあ」と思ったりもする。なんでこういうことを書いてるかというと、つまり仕事ほったらかして温泉に行きたい。虫捕り勝負してしょうけらになりたい。パチンコとケーキバイキングとカラオケで三番勝負したい。やるか。今から。(23時35分)

 


 

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 『ゴッドサイダー』。最近kindleで初めてちゃんと読んで、今は『ゴッドサイダーセカンド』を読み進めている最中だが、スゴい漫画という感想しかない。「なにか壮大なとんでもないことが起きている」ことは分かるのだが、読み終えた先からぜんぶ頭から抜けていき、20ページ前の展開すらよく思い出せない。『ゴッドサイダー』のあらすじを、大まかにでもソラで言える人がいたらマジで尊敬する。おれの脳のキャパをいろんな意味で超えている。
 『メタルK』は最近読み返したときも、そのエログロぶりをたいへん面白いと思ったのだが。大長編サーガである『ゴッドサイダー』よりも、もうちょい短いものから読んでみるべきか。間違いなく凄い人なのだが、読んでいる自分がいまいち乗り切れてないことにもどかしさすら感じる。