漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

熱い氷/『モ一度やろう』石ノ森章太郎

 「仕方ねえ、メチャ予定遅れてるけど今日は1日ガッツリ休む! そして治して明日から頑張る!」つって家で過ごしてたんですけど、体調まったくよくなってないし頭痛もするしで単に追い込まれただけでしたね。あと、なんか味覚もヘンなんですよ。カップ焼きそばとかクリームパンとか食ってても(食欲はある)、今まで嗅いだこともないような刺激臭を鼻の奥で感じてしまう。まったく違う食べ物でも同じ刺激臭がするのだから、おれの鼻自身に問題があるとしか。死期が近いのかもしれん。もうすぐ死ぬのなら『ゲーム・オブ・スローンズ』だけは観とかなくちゃ、とamazonプライム配信のシーズン1から視聴しはじめたのだが、普通にクッソ面白~い! 美術が豪華で『スカイリム』プレイしてるみた~い! まあおれは『グレートウォール』や『アドベンチャー・タイム』観た時もスカイリムみた~い! の感想が真っ先に出てきたので、スカイリムがそれだけ偉大なのか、おれが引き出しのめっちゃ狭いアホかどちらかだと思われます。つーか原作小説あったのねコレ。

 


 

 石ノ森章太郎先生のKindle作品1巻無料セールで買ったものをちまちま読み進めているんですが、『モ一度やろう』なんてのも普通に電書になってるんですね。確か未単行本化のわりとレアな作品。

 お寺に居候している発明少年・モ一(もいち)が、なんとなく実現できそうでもそうでもない珍発明の数々で皆を助けるよ~というお話です。

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 読み進めて最初に驚くのが、これ幕末の話なんですよね。主人公のビジュアルが今現在ですら先端過ぎる代物なので混乱しましたが。寺にやってきた坂本龍馬をはじめとする幕末の志士らに協力したり、新選組を追い払ったり、吉原に売られかけた近所の美代ちゃんを助けたり、グラマー天狗とか名乗るよくわからない異人のお姉ちゃんとなんかをしたりします。毎回出てくる発明品じたいはまあまあ面白く、デフォルメされまくった偉人たちもユーモラス。少年ギャグ漫画としてみればかなりサービス満載でしたよ。