漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

海坊主/『DINER ダイナー』平山夢明 河合孝典

 肩凝りもアレだったので新宿「テルマー湯」で1日過ごす。やっぱ銭湯はいいよね…特濃の炭酸泉がバッキバキの肩の血行をいい感じにしてくれる…。ここは中学生以下禁止だから、土日でも激混みにはならないし。たまに関連性はわからんが団体のおっさんやアンちゃんたちが来て、炭酸泉に肩まで浸かっているおれの目線上でひじき芋をブラブラさせながら往復したりするのも良い。よくはないが面白い。最近は人の裸を見るだけで面白くなってきているので末期。

 テルマー湯は少々お高いのだけれど、新宿三丁目駅から1分というアクセスの良さが最高過ぎるので良いです。帰りにとらのあなとコミックZINの両方寄れるじゃん。

 雰囲気的には大宮の「おふろcafe utatane」に近いかもしれない。おふろcafeは漫画読み放題、ふろ場で将棋指し放題、ハンモック乗り放題、鉄道博物館寄り放題というメリットもあるのだが、個人的には家からも職場からも近い「テルマー湯」に寄ってしまう。歌舞伎町ゴールデン街のド真ん中にあるため、なんとなく『龍が如く』をプレイしたくなるという利点もあります。なあ桐生ちゃん。桐生ちゃん、わし、ゾンビになってしもたかもしれんねん。せやから、わしはここまでや。

 


 

 平山夢明原作の『DINER ダイナー』、ヤンジャン連載漫画版の1・2巻が出た。原作小説の時点でいかにも漫画的だったし、パルプ小説のマエストロたる平山作品の漫画家が今後もバンバン出てくれるといいですね。

 殺し屋だけがやってくるダイナーでバイトすることになった一般人女子・カナコ。ヤクザにバラされる寸前だった彼女をウェイトレスとして雇ったのは、もちろん殺し屋のボンベロ。卓越した料理技術と殺しの腕を持つイケメンだが、カナコのことはまったく信用しておらず、何か粗相をすればブチ殺す気満々でいる。そんな殺伐としたダイナーにやってくる、特殊な能力とビジュアルを兼ね備えた殺し屋たち――。面白くならないわけがないパーヘクトな設定。漫画版はもうちょっと料理の描写にこだわってほしい気もしますが、独自の展開も無理なく詰め込まれていて良いです。