漏洩まんが祭り

漫画・ゲーム・映画・怪奇の備忘録と虚無の日記

髭のはえた女の子/『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』谷川ニコ

 『新ゲノム』の何巻だかで「八丈島には“てっち”という老婆の妖怪がいるそうだ。その姿は上半身全裸で、両肩に乳をクロスしてかけているという。ワシが思うに、これって徘徊癖と露出癖がある単なる近所のばあさんなのでは…」というパクマンの親父のセリフがありましたが、おれは“ぬらりひょん”も似たようなモンだと思ってるんですよね。その生態ですが

  • 見た目は普通のジジイである
  • 特に妖術などは使わない
  • 忙しい夕方ごろ、勝手に家にあがってくる
  • 茶や酒を勝手に飲む
  • 人に尋ねられると「私はこの家の主だ」とウソをつく

 これって徘徊癖とボケが始まった単なる近所のじいさんなのでは?

 

 かわうそが普通に妖怪になったのと同じように、アンタッチャブルな存在である「人」が妖怪扱いされ、いつしか伝承に残ったという例はありそうなんですよね。このご時世、具体例挙げるといろいろめんどいこと言い出す人が居そうだからアレだけど。個人的に「足長手長」は斬新な野外プレイの見間違えだと思っています。

 


 

 木曜は『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の最新話が更新されまして、衝撃的な内容だったのでずっとそのことを考えていて仕事が進みませんでした。というか同作品は何を描いてもツボにはまる神展開の連続となっており、確変パターンに入っている漫画ってこういうやつなんだナーと感慨深いものがあります。いずれじっくり語りたいですね。

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